ベネッセコーポレーションは2020年3月末までに、約7割の情報システムを自社データセンターに構築したオンプレミス環境から、日本マイクロソフトのパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」へと移行させる計画を進めている。2017年秋ごろから、一部の社内システムを試験的に移行する取り組みを始め、2018年6月時点で移行が本格化しつつある。 社内の約350あるシステムのうち、比較的小規模なものを中心に40超のシステムはAzureへと移行済み。2018年秋ごろに、既存の小学生向けタブレット学習サービスなど比較的大規模なシステムの移行を始める。 その後2020年3月末までに全システムの7割ほどをAzureへと移行させる予定だ。財務会計システムや顧客管理システムなどは移行の対象外とするが、大半のシステムを移行して自社データセンターの規模を大幅縮小。年間のITコスト(固定費)を2割程度削