オープン・トゥ・クローズネス / ポイント・オブ・フュー Open to Closeness Animal Music Amazon チェコのインストゥルメンタル・カルテットのデビュー作 ビートメイクがイマドキ感たっぷりで、ロバート・グラスパー以降の流れをくんでいるのはあきらか。 演奏の緩急は巧みだし、ギターはキャッチーなフレーズをよく歌うし、一般ウケしそうな要素も多々あり。 注目は、キーボードの鬼才ジェイソン・リンドナーが参加していること。 かのデヴィッド・ボウイのラスト・アルバム『★(ブラックスター)』に参加したことで知られるが、本作でも3曲に参加し、陰影と奥行きのあるサウンドメイクに貢献しているようだ。 チェコの音楽シーンを普段から注目しているわけではないし、日本にそれほど情報が入ってきているわけではないけれど、本作を聞く限り、若い世代のジャズインストの感覚は、英米などとほぼ同じだな