貧困とは、単に「食事にありつけない」という意味ではない。むしろ「食事以外のものにありつけない」と表現するほうがより正確だ。 ローマ教皇フランシスコは「株式相場が2%下落しただけでみんな大騒ぎするのに、目の前の貧困にはまるで無関心だ。これこそが、われわれ現代人が抱える病である」と発言した。「無関心」とは常に「愛」の反対にあるものだ。世界の大衆が目を向けなければ、どんな深刻な問題も改善されることはない。 この記事で挙げるのは、生理用品の問題である。長らく男性ばかりが国の執政を行ってきた中で、女性しか扱わない生理用品の供給問題は見過ごされてきた。いや、気付かれなかったと表現するべきかもしれない。 貧困の環境下で暮らしている女性は、生理用ナプキンすら買えない境遇であることも珍しくない。代わりに適当な布を使って生理を凌ぐが、当然ながらそのような布に保水性はない。使い終わる度たびに洗ってまた使用するか
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