大阪府警捜査3課は11日までに、民家で空き巣を繰り返したとして、窃盗容疑などで大阪府和泉市池田下町、無職出水衛容疑者(48)を逮捕、追送検した。同課によると、被害は32件の約1920万円相当に上った。同容疑者は「猫120匹の餌代を稼ぐためだった」と容疑を認めている。 逮捕容疑は7月17日午後2時50分ごろ、和泉市の民家に侵入し、現金約2万4000円や約20万円相当の貴金属を盗んだ疑い。 同課によると、同容疑者は自宅や貸倉庫で約20匹を飼育しているほか、公園など10カ所で約100匹に餌付けしていた。2年前から無職になったが、1日の餌代が約2万5000円かかり、昨年9月から空き巣を繰り返すようになったという。調べに「猫を抱きしめているのが至福の時間」と供述している。