すでに味も評判も日本一の 「だだちゃ豆」 夏のビールのつまみに欠かせないえだまめ。もともとは大豆と同じもので、若いうちに収穫して食べるのがえだまめだ。山形県のえだまめといえば、すでに全国的に知られている、庄内地域特産の「だだちゃ豆」を抜きにしては語れない。 日本一おいしいと評価されるだだちゃ豆。西の横綱が「丹波の黒まめ」なら東の横綱。茹で上がるころから甘い香りが漂い、食べれば栗のようにホクホクし、口の中にうまみが広がる。分析の結果、うまみ成分であるアミノ酸の一種「アラニン」が、普通のえだまめより多く含まれていることがわかっている。 だだちゃ豆は外皮が褐色がかり、表面のうぶ毛が茶色。昔は見た目の悪さで不評をかっていたという。サヤの豆の数は二つが主体で、一本の枝に付く実の数が他の品種より少ない。 このおいしさを守るために、生産者は代々、厳しいまでの種子の選抜・淘汰を行なってきた。 特にJA鶴岡