それではさっそく、実装の手順を見ていくことにしよう。 1. Behaviorオブジェクトを定義する サーバサイド編でも触れたように、Behaviorオブジェクトはエクステンダのクライアントサイド機能を定義するためのJavaScriptのクラスである。サーバサイドのデザイナ・クラスはその中身が空で、そのペアとなるエクステンダ・クラスも単なる宣言の塊であったのに対して、Behaviorオブジェクトはエクステンダの挙動を決める――実質、エクステンダ・コントロールの中核を担うクラスであるといえる。 次のコードは、独自のBehaviorオブジェクト「DialogButtonBehavior」を定義するDialogButtonBehavior.jsファイルの内容だ。 // MyExtender名前空間を宣言 Type.registerNamespace("MyExtender"); // MyExte