地球温暖化による気候変化のため経済成長が減速して物価の上がるスタグフレーションを、世界的に誘発することもあり得るという研究結果が出た。世界的に発生する気候の変化が、世界経済に大きな衝撃を与えるほど、影響力がふくらんでいるという意味だ。とりわけ、韓国は気候変化に関連する環境被害(Damage)にもっとも多くさらされた国に選ばれ、対策作りが急がれるという指摘も受けている。 米国系投資銀行のモルガン・スタンレーのエルガ・バトシー欧州リサーチセンター研究員は、9日に発表した報告書「気候変化の経済学手引書」で、「気候変化は共産主義の崩壊やインターネット革命に比肩するほど、世界経済に影響を及ぼす可能性が高い」と主張した。 ●気候変化、経済にも多大な影響 モルガン・スタンレーはこの報告書で、気候変化に対する懸念が、世界各国の保護主義政策をあおることになりかねないと指摘する。 まず、主要先進国が気候変化を
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