2002年(平成14年)、SMAPの「世界に一つだけの花」がリリースされ、300万枚を超える大ヒットを記録しました。 そのあたりから、個人も企業も 「ナンバーワン」より「オンリーワン」 という価値観が一般的になりました。 企業で言えば、目指すのは「規模」ではなく、「独自性」だよと。 この背景にあるのは、従来型の商売のほとんどが、(マーケットが)飽和状態になり、企業が簡単に「規模」を追えなくなった、ということでしょう。 それから17年、ビジネスの環境もまた一段大きく変わりました。 特に人口減少が著しい地方では、マーケットが「飽和」から「縮小」に転じ、企業が目指すべきものにも変化を迫られています。 それは、「オンリーワン」から「ラストワン」です。 縮小するマーケットで最後に残る一社を目指す、という考え方。 例えば、ある町内のあるエリアで、20年前に5軒あったスーパーマーケットが徐々に減り、現在