前の記事 二日酔いの研究:「色が濃い酒は危険」 光が反射する『タイタン』の湖:土星の衛星(画像) 次の記事 地球最接近:小惑星『アポフィス』視点の動画 2009年12月21日 Alexis Madrigal サンフランシスコ発――まだ発見されていない無数の地球近傍天体(NEO)が、いつの日か地球に突進してくるかも知れない。サンフランシスコで開催された米国地球物理学連合(AGU)の会議では、そんな天体の追跡について盛んに議論がなされた。ただしこれまでのところ、近い将来、地球に衝突するおそれが少しでもある天体は1つしか発見されていない。 その天体は、地球近傍小惑星『アポフィス』(推定直径270メートル)だ。アポフィスは、このような天体の観測が始まって以来、地球の最も近くを通過するとされた天体だ(日本語版記事)。 一時はトリノスケールが4と評価されたが、これは地球近傍天体として過去最大だった。[