先日、厚生労働省が発表した国民健康・栄養調査のなかに「所得が比較的低い人ほど喫煙率が高く、女性では肥満の割合が高い」というものがあった。 [参考]:平成22年国民健康・栄養調査結果の概要 |報道発表資料|厚生労働省 「所得が低い」ということは、おそらく金銭的に余裕が無いだけでなく、知識面も含め、健康増進に割り当てられるリソースが総合的に少ない、ということなのだろう。金銭に余裕が無い→ストレスが溜まりやすく、喫煙や大食に走ってしまう→ますます金銭に余裕が無くなる という悪循環。喫煙や大食の部分が“ギャンブル”に置き換わっている人も多そうだ。 この話を見ていて私は、「メンタルの領域でも同じ悪循環があるなぁ」と思った*1。例えば、自尊心や自信を欠いているせいでストレスが溜まりやすい→コンテンツやガジェットに溺れてストレス解消&劣等感をしばし忘れる→時間もお金も費やしてしまう→ますます自尊心や自信