■序 前作『ラブひな』(98年10月21日~01年10月31日)が終了してから1年4ヶ月後、03年2月26日に『魔法先生ネギま!』(以下「ネギま」)は『週刊少年マガジン』誌上で連載を開始する。 この連載は1年11ヶ月経った今(05年2月現在)もなお継続中であり、単行本の売り上げも順調、イメージCDは連続オリコンチャート入りという異例の人気を示している。また、1月からアニメ版とゲーム版がリリース。作品的にもタイトルの知名度的にも、まだ可能性の広がりが大きい段階だと言えよう。 しかし、いざ作品論を試みようとした場合、(そこそこの長期連載を連想させるストーリー構成も相まって)未完の作品であるがゆえに全体的な考察が妨げられてしまう、というのが現状でもある。 よって当編では、<ラブひな編>では語りきれなかった部分を補足説明した後、現在把握できる発表作(単行本9巻相当まで)にのみ考察対象を絞って分析を