ブックマーク / medical.nikkeibp.co.jp (1)

  • このままでは日本の新薬開発は行き詰まる

    細分化された多数の第3相試験を行うべきか ――試験のコストを下げるために臨床試験グループを活用すべきですね。 中川 その通りですが、問題の根はさらに深いといえます。 ――どういうことですか。 中川 これからがん化学療法に使う抗がん剤の中心は間違いなく分子標的治療薬です。ゲフィチニブがその好例ですが、分子標的治療薬は有効な患者と無効な患者を峻別する薬剤です。“正しい患者”を選別するために、セグメント化された患者に対する臨床試験を行う必要があります。想像してみてください。限られた患者集団に対して行う第3相試験を数多く、同時並行的に進めることになるわけです。そのようなことは果たして可能でしょうか。 ――難しいですね。 中川 先ほど触れた分子標的治療剤はALK阻害剤ですが、対象となるEML4K-ALK融合たんぱくを持つ患者は肺腺がんの5%程度と見られています。患者の密度が低いから、世界に拡大した臨

    このままでは日本の新薬開発は行き詰まる
  • 1

公式Twitter

  • @HatenaBookmark

    リリース、障害情報などのサービスのお知らせ

  • @hatebu

    最新の人気エントリーの配信