◇W杯1次リーグC組 コートジボワール―日本(2014年6月14日 レシフェ) 決戦が目前に迫り、日本代表のザッケローニ監督がいよいよ戦術的なミーティングに着手した。 標的は今季のプレミアリーグを制したマンチェスターCで20得点を挙げたコートジボワールの司令塔ヤヤ・トゥーレだ。左太腿裏に不安を抱えるが、強行出場してくることは想定内。さまざまな映像を駆使し、11日午前のミーティングでは一選手の対策としては異例の約20分間を費やした。 絶対に守るべき「3カ条」がある。 (1)近い人間が必ず視野に入れろ! Y・トゥーレはボールを持たない時、消えている瞬間がある。それでも突然、顔を出し、一気にゴールに迫る特徴を持つ。山口は「下がっているときは安心。でも知らん間に(前線に)上がってくる」と警戒した。 (2)2人で挟み込め! フィジカルが強いだけに、ボールを持たせると1対1で止めるのは至難の