長い間、門外不出とされていたユダヤ商人に伝わる秘伝「タルムード」。この秘伝の格言が、近年かなりの数、世に出てきました。以来二十余年、人生の岐路や商売の考え方の基本として、根強い人気を維持しているこの「タルムード」を紹介し、わかりやすく解説致します。 「出会った全ての人から学べる者が、この世の中で一番賢い」 人を卑下したり、他人を認めようとしない人は、出会う人々から何も学び取る事は出来ず、成長しません。しかし、例えどんなに揶揄される人物であっても、必ずや幾つかの長所を持っています。出会った人全てから、その長所を見出し、学び、自分の長所へと置き換えていける者こそが、この世の中で一番賢い人だとタルムードは教えます。「まずは人を認めろ。長所を探り出せ。良くも悪しくもその人の長所を自分の武器に成るように身に着けろ」と言うようなものです。 「愚かな者は自分の知っている事を話す。 賢いものは自分が何を話