第8回トルコエネルギーフォーラム。原子力、再生可能エネルギーと石油の三つの分科会にわかれる。 原子力の分科会の議論はおもしろかった。 問い:福島の事故は「原子力ルネッサンス」にどういう影響を与えたのか。 答え:何も影響していない。なぜなら、福島の事故がなくとも原子力ルネッサンスなんかとっくに終わっていた。 原子炉の建設は確実に減りつつあり、建設されている原子炉も非常に偏った国々に限られている。 1989年に世界中の原子炉の数は424だった。2002年に原子炉の数は最多の444まで増えたが、その後減り始め、2011年には427まで減った。 2008年以降建設が始まった原子炉は世界中で40基。そのうち25基は中国、6基はロシア、この2カ国で新設の4分の3を占めていて、さらに韓国とインドが3基ずつ、この4カ国で37基、9割以上だ。 この新規原子炉の供給元企業を国別にみると、中国が2
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