慣れない環境での生活、試練の時期......、そうしたなかでのストレスに自分なりの対処法をもつことの大切さを多くの方が意識されていることでしょう。 現在、皇族としてのご活動だけでなく、日本美術史の研究者としても活躍される彬子女王殿下も、20代の頃、オックスフォード大学マートン・コレッジでの留学生活の締めくくりともなる「博士論文」の執筆期間に、ストレス性胃炎と診察されたことがあられたそうです。 では当時、どんなストレス解消法によって、その試練を乗り越えられたのでしょうか。 ※本稿は彬子女王著『赤と青のガウン』(PHP文庫)より、一部を抜粋編集したものです。 「4~5日間、まったく寮の外に出ない」ときもあった 博士論文を書くという作業はとかく孤独なものだ。早い人でも最低3年間は同じ研究に没頭し、その成果を言葉として積み重ねていく。私の場合は、修士と博士を併せて約5年間同じ研究を続けたことになる
![彬子女王殿下が語られた、「博士論文性胃炎」になったときのストレス解消法](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9e36dd19d4f06d784394def8112b51c065c3191b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fshuchi.php.co.jp%2Fuserfiles%2Fimages%2FutilityG%2Fpixta_MertonCollege.jpg)