神戸大学が導入した新情報システム基盤の概要が明らかになった。新情報システム基盤は,六甲台,名谷,深江,楠の4キャンパスを結び,約2万3000人の全学生と教職員が利用するもの。UNIXサーバー「IBM eServer p5」13台,PowerPCプロセッサを搭載した1215台のクライアントPC,約30Tバイトのストレージ「IBM TotalStorage」で構成する。2006年4月に稼働した。 eServer p5の論理区画機能を活用し,稼働中でも動的にCPUやメモリーの資源を割り振ることができる。複雑かつ大規模な計算など処理が一時期に集中する場合は,サーバーの資源を混みあった処理に多く割り当てる。それぞれの論理区画上では,システム要件に合わせて「AIX 5L」と「SUSE LINUX Enterprise Server 9」が稼働している。