ラジコンや模型メーカーの京商は2006年12月9~10日、同社が発売する2足歩行ロボット「マノイ」の競技会「KYOSHOアスレチクス ヒューマノイド カップ」を東京・渋谷区の表参道ヒルズで開催した。競技には22チームが挑戦。表参道という場所だけに、周囲の観客の中には買い物に訪れた一般客の姿も多く見られた。観客はロボットの精密な動きに驚きながらも、歩き、転び、立ち上がるという愛嬌のある動作に暖かい声援を送っていた。 競技は5mの徒競走をする「アスリート種目」。ロボットには発信機を取り付けて、ゴール地点に備えたセンサーでゴールへの到達時間を計測する。ルールでは10秒以上の横歩きは失格。構造上、前方への歩行よりも、横歩きのほうが安定した状態で移動できるが、より人間らしい動作である前方への歩行を重視したという。多くのユーザーは無線により歩行や進行方向の操縦をしたが、一部ではセンサーを使った自立制御