セイコーエプソン(株)はNTSC/PAL方式に対応するデジタルビデオエンコードLSI「S1D13746」を開発した。 本製品ではテレビ出力に必要な表示用バッファや高性能DAC、プログラマブルフィルター、ローテーション機能を統合しており、安価で高品質なTV出力システムが実現できる。ワイドスクリーンやマクロビジョンプロテクションへの対応も可能になる。 従来のビデオエンコードLSIでは、ITU-R BT656やITU-R BT601といったフォーマットに準拠したデジタル画像データーを入力する必要があったが、S1D13746はシステムバスやLCDインタフェースに直結ができ、CPUの種類を問わず様々なシステムへアドオンして容易にTV出力機能を実現できる。 製品は5月末からサンプル出荷が開始される予定。サンプル価格は1,000円となる。 (Phile-web編集部)