青い森鉄道(青森―目時、約122キロ・メートル)は22日、今冬の大雪で多発した列車の運休や遅延を減らすため、6月にJR貨物などと除雪対策の勉強会を開くことを明らかにした。運休は大幅な収入減につながるとして、青い森鉄道は来冬までに対策をまとめる予定だ。 同日開かれた青い森鉄道線利活用推進協議会総会で関格社長が報告した。 同社によると、今冬(昨年12月23日~3月13日)は大雪の影響で全区間運休は372本、30分以上の遅れは117本に達した。同社には、利用者から「(東北新幹線全線開業前の)JR東日本が運転していた時代より雪に弱くなっている」などの声が寄せられていたという。 運休や遅れが目立った原因について同社は、JR東日本時代には1時間に1本運行していた特急列車が線路上の雪をはねのけていたが、現在は2両編成の普通列車のみで、雪が線路上にたまり、除雪に手間取ったことなどを挙げた。 同社は、丸1日