さいたま市の人口が18日現在で130万40人となり、同市誕生から17年で130万人を突破した。鉄道の利便性が増し、マンション建設が相次いだ結果とみられるが、2030年ごろから減少に転じるとの推計もある。将来に備えた施策が今から求められる。 清水勇人市長は20日の記者会見で「魅力ある市と受け止められた結果。今後も住みやすいと思ってもらえる街づくりを進めていきたい」と話した。 同市は2001年5月、旧浦和、与野、大宮の3市が合併して人口約103万人5千人でスタート。05年に旧岩槻市の編入で118万人都市になった後は、年に1万人前後ずつ人口が増えてきた計算だ。 同市域は首都圏のベッドタウンとして発展してきたが、少子高齢化が進む中でも人口が増え続ける主な理由は鉄道網の整備。01年に埼玉高速鉄道が開通、JR湘南新宿ラインの運行も始まり、その後増発された。 15年にはJR上野東京ラインで東京・丸の内や