共産党の現役党員2人が今週、党員が直接投票権を持つ「党首公選」を求める本を相次ぎ出版する。在任期間が20年以上にわたる志位委員長に疑問を突きつける内容で、共産内部からの執行部批判は異例だ。 日本共産党中央委員会 刊行されるのは、元党本部職員・松竹伸幸氏(67)の「シン・日本共産党宣言」(文春新書)と、元党京都府委員会職員・鈴木元氏(78)の「志位和夫委員長への手紙」(かもがわ出版)。 松竹氏は、党政策委員会で安保外交部長を務めた経歴があり、党内議論を外部に見せない体質を問題視。党首選で「議論が公開で行われることによって、共産党は異論を許さない『怖い』政党だという認識に変化が生まれる」と主張。鈴木氏は、長引く党勢低迷で「少なくない党員から(志位氏)退陣を求める意見が出されている」と指摘する。 共産党の委員長は、党大会で選ばれる中央委員会によって選出されるが、中央委のメンバーはほぼ事前配布の名
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