NY近郊原発 不気味な影 80キロ圏に2千万人 2011年4月4日 00:30 カテゴリー:アジア・世界 ハドソン川に面するインディアンポイント原発。「リバー・キーパー」によると、原子炉冷却などのため1日950万トンを取水するという住民の避難計画地図を指すミュシガス氏=3月31日、ニューヨーク州 【ニューヨーク州・宮崎昌治】福島第1原発の事故を受け、ニューヨーク市マンハッタン島中心部から56キロの距離にあるインディアンポイント原発(ニューヨーク州)への懸念が、米国内で急速に高まっている。米政府が福島の事故で自国民向けに圏外への避難勧告を出した半径80キロ圏にはニューヨーク市がすっぽり入り、対象人口は2千万人を超える。米経済の中枢に、原発の存在が影を落とし始めた。 マンハッタン島の西を流れるハドソン川沿いを車で北上すると、約1時間で二つの巨大な球状の建物が見えてくる。インディアンポイント