北条商店街では竜巻が襲った午後0時46分、寺の鐘に合わせて市民らが祈念した=つくば市北条 国内最大級の竜巻による被害から1年になる6日、1人が死亡、37人が負傷した茨城県つくば市で市主催の集会が開かれ、約170人が参加した。犠牲となった中学3年の男子生徒(当時14)の冥福を祈り、黙祷(もくとう)した。 市原健一市長は「いまだに仮設住宅で暮らしている方々がおり、復旧が十分にできているとはいえない。街並みを復興できるよう考えなければならない」と話した。 被害が大きかった同市北条地区の商店街でも、竜巻が襲来した時刻の午後0時46分、寺の鐘に合わせて市民らが黙祷した。 近くにある、亡くなった男子中学生の自宅跡には、中学時代の同級生らが花を供えた。同じクラスだったことがある高校1年の女子生徒(15)は「まだ亡くなったことを受け止められず、この場所を通るのもつらい。彼も高校生になってやりたかっ