世界一長い大根としての認定を目指し、守口大根の産地・愛知県扶桑町で23日、ギネスブックの公式認定員を招いて、掘り出した大根の長さを競うイベントが行われ、191・7センチの大根がギネス世界記録として認定された。 イベントは、創設60年を迎えた県漬物協会が地域の人が夢と誇りを持てる催しをと、昨年から準備してきた。 守口大根は名古屋名産「守口漬」の素材。同町では木曽川の軟らかな砂地を生かして生産が盛んに行われており、昨年度は農家10戸が276トンを生産した。漬物に適した長さは1・2~1・3メートルだが、できるだけ長い大根が育つように、種まきの間隔や時期などを工夫した。 この日のイベントでは、公募による親子が畑に入って大根を引き抜く予選と、予選上位と生産農家3戸が加わった決勝が行われ、生産農家の後藤雅次さん(59)が191・7センチの大根を掘り出し、認定された。