自動で動き回って床をきれいにするロボット掃除機。米アイロボット社の「ルンバ」が人気だが、国内の電機大手も本腰を入れ始めた。東芝は21日、2年ぶりの新機種となる「トルネオ ロボ」を発表した。シャープも2012年に参入。ルンバの背中を追いかけている。 「開発に2年をかけた。83年前に初めて国産掃除機をつくったメーカーとして、あらゆる技術を投入した」。21日の新製品発表会で、東芝ライフスタイルの石渡敏郎社長は自信をみせた。 9月に売り出す「トルネオ ロボ」は、赤外線や超音波を使って壁や柱の位置や部屋の形を把握し、隅々まで掃除できるのが売りだ。掃除機の底を床から1・5センチ離すことで、ロボット掃除機の弱点といわれる床の段差を、乗り越えやすくした。価格は税抜き7万5千円からを想定しているという。 上位機種(想定価格税抜き9万円前後)では、充電中に掃き取ったごみを専用のごみ箱に自動で移すこともでき、こ