外国人留学生を営業などに雇用する動きが、東京都多摩地区の中小企業にも広がっている。 2008年のリーマン・ショック以降に強まった海外展開を進める経営戦略などが背景にある。日常的に接することで、日本人社員の刺激にもなっている。 「現地の言葉や文化を知らないと商品は売れない」。昨年、大学を卒業した中国人留学生を営業担当として新卒採用した工業用シール製造会社コスモテック(立川市)の高見沢友伸社長は、狙いを説明する。 同社では、売り上げの半分以上が海外、特に中国への輸出だ。リーマン・ショック以降、国内の取引先が事業から撤退したり、生産拠点を海外に移したりする例が相次ぎ、輸出に活路を見いだした。現在の営業担当6人のうち、3人は中国とスリランカの出身。高見沢社長は「さらに外国人を増やすことも考えられる」と話す。 計測機器を製造・輸出するコスモ計器(八王子市)も、これまでに中国やネパールなどからの留学生
高尾登山鉄道(八王子市高尾町)は4月11日、ケーブルカーの心臓部に当たる巻き上げ機などの更新を終えたことを受け、65日ぶりに運行を再開する。 記念乗車券は麓の清滝駅で販売 2月5日から工事のため運休を続けてきた同ケーブルカー。今回は45年ぶりに山上に置かれ、ケーブルカーを引っぱり上げる巻き上げ機などを交換。車両に結びつける鋼索(ケーブル)や電気設備なども一新した。 工事終了を受け、始発となる同日8時から運行を再開。以降、15分間隔で運行する。運行再開を受け、高尾山の麓にある清滝駅で記念乗車券も販売。通常の切符よりも大きい、しおりサイズとなっており、「原動・制御設備完成」の文言が入れられているほか、今回新しくなった巻き上げ機や運転制御盤の姿がデザインされている。販売について、「券売機では扱わず窓口での対応となる」と同社担当者。販売枚数は1万枚。往復切符で、価格は930円。 高尾山ケーブルカー
工学院大学創立125周年記念事業の一つとして、千葉学氏(東大大学院教授、千葉学建築計画事務所)の設計により2012年夏に竣工した「創立125周年記念総合教育棟」(八王子キャンパス)が、このたび「第27回 村野藤吾賞」を受賞した。 「村野藤吾賞」は、日本現代建築に多大な功績を残した建築家・村野藤吾氏を記念し、建築界に感銘を与えた建築作品を設計した建築家に授与されるもの。過去には、隈研吾氏の馬頭町広重美術館や、伊東豊雄氏のサッポロビール北海道工場ゲストハウスなど、名だたる建築家の作品が受賞している。 「総合教育棟」は八王子キャンパスの中枢機能を担う、地上4階地下1階のコンクリート造。バリアフリー・省エネ・免震に優れた最先端技術と構造が採用され、界隈性溢れるパサージュとともに、L字形に配された4つの教育棟と開かれた4つの広場を特徴とするキャンパスのセンターゾーンを形成している。 受賞に際しては「
高尾山(八王子市)のふもとと中腹を結び、最大斜度31度18分と日本一の急勾配を誇るケーブルカーが11日、46年ぶりの巻き上げ機(モーター)交換工事を終えて運転を再開する。高尾登山電鉄は「生まれ変わった快適な乗り心地を楽しんで」としている。 同電鉄のケーブルカーは、1968年から使ってきた2代目モーターの老朽化が目立ってきたため、2月5日から運休してモーター交換や運転室の制御設備の更新工事をしてきた。ケーブル交換などで数日程度の運休はあったが、長期の運休は前回のモーター交換以来という。運転再開は約2カ月ぶり。 高尾山の登山者はかつては減少傾向にあったが、2007年にミシュラン日本版旅行ガイドで三つ星評価を受けてから急増。ケーブルカーと、並走するリフトを合わせた輸送客は、12年度には過去最高の212万人になった。ケーブルカーも近年は臨時便を運行することが多く、モーターの傷みも早まったため約6億
首都圏の環状道路網などの広域ネットワークの整備が進むにつれて、東京近県の物流や観光などが様変わりしている。特に環状道路で最も外側を走る「首都圏中央連絡自動車道(圏央道)」の整備が進み、物流施設や工場などの立地が相次いでいる。都心の通過交通量が減る効果も大きい。道路網が途切れ途切れで「ミッシングリング」といわれた時代から、東京五輪に向けて道路網の整備はさらに加速するとみられ、近郊自治体の期待は膨らんでいる。 首都圏は「首都高速中央環状線(中央環状線)」、「東京外かく環状道路(外環道)」、「圏央道」の三つの環状道路と、都心から外へ放射状に伸びる9高速道(東名高速、中央道、関越道、東北道、常磐道、東関東水戸線、東関東館山線、湾岸道路、第三京浜)をつなぐネットワーク道路網の整備が進んでいる。 内側の中央環状線は、都心から半径8キロの総延長47キロの道路。最も外側の圏央道は、都心から半径40~60キ
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