交通事故で自動車運転過失傷害罪に問われた男性が、なんと罰金３０円の刑に処されてしまいました。もちろん、これは裁判所のミスです。求刑では罰金３０万円とされていたにもかかわらず、裁判官が間違って罰金３０円にしちゃったんですね。途中で気付けばよかったのですが、そのまま略式命令として通ってしまったのだから大変です。罰金を払う立場の男性がおかしいのではないかと指摘して、事件が発覚しました。 罰金３０円というのは、単なるミスでは済みません。日本の法律では、罰金はどんなに低くしたとしても、１万円以上でなくてはならないからです。略式命令として罰金３０円だと、法令違反になってしまうんですね。すでに自動車運転過失傷害罪の判決が出てしまっているので、書類でちょっと直すというわけにもいきません。改めて罰金３０万円にするためには、もう一度裁判をやり直さなくてはいけないのです。１ケタ数字を間違えただけでも、修正するた