「1兆のIoTが人類の進化を加速」――。ソフトバンクグループの孫正義社長は2016年10月25日(米国時間)、9月に買収した英ARMがシリコンバレーで開催した「ARM TechCon 2016」の基調講演に登壇し、ARMを買収した意義やIoTの未来像を語った(写真1)。 ARM TechConはイギリスに本社があるARMが、シリコンバレーの半導体技術者を対象に毎年開催しているカンファレンス。孫社長は基調講演の冒頭、「ソフトバンクによるARM買収後も、ARMとパートナーとの関係は変わらない。ARMは誰もが信頼できるプラットフォームとして維持する。どうか心配しないでください」と語り、「ARMアーキテクチャー」を半導体メーカーにライセンスするARMのビジネスモデルや、ソフトバンク子会社としてのARMの独立性を維持していくと強調した。 IoTは「カンブリア爆発」の再来 続いて孫社長が言及したのは「
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