劇場版アニメ「クラッシャージョウ」がどのように製作されたのかを紐解く、設定・原画集『クラッシャージョウ デザイナーズノート』が2016年3月24日(木)に発売された。 2160年の宇宙空間を舞台に、航路の整備から惑星改造にいたる危険な任務を請け負う宇宙のなんでも屋“クラッシャー”と呼ばれる集団を描いた、高千穂遙による「クラッシャージョウ」シリーズ。1977年に第1巻の『連帯惑星ピザンの危機』が発売されて以来、日本スペースオペラの原点と呼ばれ、大人気の作品だ。 そんなSF小説シリーズ「クラッシャージョウ」は、1983年に劇場版アニメとして公開され、今なおファンの熱い支持を受けて伝説のアニメとして語り継がれている。劇場版アニメの監督を担当したのは、「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインと作画監督として知られる安彦良和。実は安彦は、「機動戦士ガンダム」を手掛ける前に「クラッシャージョウ」シリ