東京・秋葉原が変貌(へんぼう)しつつある。茨城県の筑波研究学園都市とを結ぶつくばエクスプレスの開業を今月下旬に控え、「オタク」の聖地、IT(情報技術)の集積地と、様々な表情を見せる“アキバ”の今を追った。 ◇ 東京・JR秋葉原駅の正面にあるラジオ会館。1976年に日本で初めて、パソコンに先立つマイコンショップが登場したビルだ。その後、多くのパソコンショップが周辺に集まり、“アキハバラ”が世界的に有名な電気街として成長する一つの起爆剤になった。 しかし、最近、ビルを訪れる若者たちのお目当ては電気製品やパソコンだけではない。アニメキャラクターの人形に群がっている。 同会館1階のレンタルショーケース店アストップには、「機動戦士ガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」など、人気アニメの主人公のフィギュアと呼ばれる精巧な人形が並ぶ。アニメの「オタク」たちにはたまらない世界という。 レンタルショーケース店