「人型でないと売れない」「とにかく飛行機だけは売れないからやめてほしい」――アニメ「超時空要塞マクロス」(1982年放送)の演出やメカニックデザインを担当した河森正治さんは、当時そんな反発に遭いながらも可変戦闘機「バルキリー」を生み出した。その根底には「とにかくガンダムとは違うものを作る」という思いがあったという。 ディー・エヌ・エー(DeNA)、創通、文化放送のアニメ制作プロジェクト「Project ANIMA」の発表イベント(12月20日)に登場した河森さんが、バルキリーを考案した当時を振り返った。 「人型でないと売れない」 「中学生の頃は、機械工学を学んで本物のクルマや飛行機を作るつもりだったが、数学の才能がなく『アニメなら作れるのではないか』と思った」――そんな考えが、河森さんの原点。中学3年生のときに「宇宙戦艦ヤマト」などを手掛けた「スタジオぬえ」を見学し、高校生になるとスタジオ
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