会見の冒頭、遠藤氏は「世界シェア4位のLenovoと国内シェア1位のNECが組むことで大きなシナジーが生まれ、市場に新たな“ポテンシャル”を築くことができる」と語った。遠藤氏が掲げたシナジーは、(1)開発連携による製品力の強化、(2)スケールメリットを生かした価格競争力の強化、(3)NECの法人向けPC事業の海外展開――の3点。 (1)および(2)については、品質や信頼を強みとするNECのPC技術と、「ThinkPad」で培った堅牢性などLenovoのPC技術を連携させることで、「顧客ニーズを満たす新たな製品を創造できる」(遠藤氏)という。NECは、Lenovoのサプライチェーンを活用することで、コストを抑えながら付加価値の高いPCを提供し、市場優位性を確保するのが狙いだ。 また(3)では、海外進出をしている2万2000社以上の日系企業の需要獲得に着手する。「法人ビジネスは国内市場に特化し
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