どんな国にも医療費抑制のための線引きはあるが、経済力で患者を線引きし、毎年2万2000人を死なす先進国はアメリカだけ。他の国はどうしているのか 私たちカナダ人は控えめな性格なので、『俺たちが1番だ!』と声を合わせて叫んだりしない」と、マーカス・デービーズは穏やかな口調で言った。「それでも私たちのほうがアメリカより優れていると感じる分野が2つある。アイスホッケーと医療保険制度だ」 デービーズはカナダのサスカチワン州医師会の広報担当責任者。だからカナダの医療を自慢しても不思議ではないが、カナダでは全国民がほぼ例外なく自国の医療保険制度を誇りに思っている。 カナダ人はよく、わが国は国民皆保険制で、患者の自己負担はほとんどないと指摘する。4600万人が無保険状態のアメリカとは違うというわけだ。さらにアメリカでは毎年約70万人が医療費を払えずに自己破産するが、カナダではありえ得ないとも言う。 確かに
Learning to Love the Bomb オバマが目指す核のない世界は、戦後64年続いた「核による平和」を崩壊させかねない。非現実的な理想論を掲げるより、やるべきことは他にある [2009年9月30日号掲載] 9月24日、ニューヨークで国連安全保障理事会の特別会合が開かれる。安保理の議長を務めるバラク・オバマ米大統領が、核のない世界を実現するため提案した首脳級会議だ。 オバマは昨年の大統領選のときから核廃絶を唱え、今年4月にはチェコの首都プラハで米政府の正式な目標にすると宣言。イランや北朝鮮の核開発もやめさせようと努力してきた。 こうした取り組みは1つの前提に基づいている。核兵器はアメリカの安全保障にとって「最大の脅威」であるというものだ。 この主張は実にもっともらしい。広島や長崎の写真を見たことがある人なら、誰でも直感的に賛成するはずだ。広く支持される主張でもある。アメリカでは
仙台市が運営する図書館で、図書の盗難や破損による被害が後を絶たない。最近は切り抜きなどで手口の悪質化、巧妙化が目立ち、この数年は年間1000万円を超える被害が出ている。利用者の個人情報保護の取り決めなどによって、図書を盗んだり破損したりした人物を特定、弁済を迫るのも難しく、有効な対策は見つかっていないのが現状だ。 <被害見つけにくく> 市の全7図書館で2006〜08年度に盗難や紛失で行方不明になった図書は年間7200〜8000冊。全蔵書の約0.4%だが、被害額は年間1300万円前後と大きな損害が続いている。 さらに、最近は書き込みや切り抜きなどの被害が深刻化。消せないペンでの書き込みが増えたほか、写真や特定の記事だけを刃物で切り取り、被害を見つけにくくするケースが多くなった。 <破損次第で廃棄も> 青葉区のせんだいメディアテーク内にある市民図書館では、書き込みや切り抜きは確認できるだ
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