15日、ミャンマー軍政のテイン・セイン首相(左から2人目)らASEAN首脳と並ぶオバマ米大統領(同5人目)=AP15日、ASEAN10カ国の首脳との会議に向かうミャンマー軍事政権のテイン・セイン首相(左端)とオバマ米大統領(右)=AP 【シンガポール=塚本和人、村山祐介】シンガポールで15日に開かれた米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国による初の首脳会議は、オバマ政権によるアジア太平洋地域への関与強化を演出する格好の場となった。ミャンマー(ビルマ)問題をめぐっては、オバマ大統領が民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの解放を軍政に求めつつ、ASEAN諸国と協力しながら解決の糸口を探る姿勢を見せた。 「我々は、東京で提案したミャンマーについての政策を明言した」。終了後、オバマ大統領は会議場から出てくると、ASEAN議長国タイのアピシット首相と並んで記者団の取材に応じ、ミャ