【シカゴ時事】ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスなど米国の50以上の都市で29日、数千人のファストフードチェーン大手の従業員らが、低水準の賃金の引き上げを求め、ストを決行した。米ファストフード業界のストとしては過去最大規模という。米メディアが一斉に報じた。 来週9月2日の労働者の日(レーバーデー)を控えたこの日、マクドナルド、バーガーキング、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)などの従業員が、各地の店舗外などで抗議活動を実施。大半の労働者にとって現在の水準のほぼ2倍に相当する時給15ドル(約1480円)の確保、報復を受けずに労組を結成する権利の獲得を訴えた。