読者のみなさんの中には海外や多国籍企業で働いてみたいと思っている人がいるのではないでしょうか。そういう人のためにアドバイスをするなら、仕事力を伸ばすことが大事です。「英語力も仕事力もこれから磨かなくてはならない。どうしよう」というなら、優先すべきは仕事力の向上です。 英語の上達には大きな犠牲が伴う ぼくはこの連載で「英語以外の力(仕事力とコミュニケーション力)を高めることで国際人になれる」と訴えています。実感として「英語の実力を上げるのは並大抵のことではない」からです。 ぼくがもし、もう一度人生をやり直せるとしたら、「日本語と同じように感情を込めて話せるレベルに英語力を高める」努力をするかどうか熟考することでしょう。ひと言で言って、途方もなく大変でした。 これは、ぼくに限ったことではありません。かつて部下だった中国系マレーシア人の趙君は、漢字の読み書きの勉強を犠牲にして小学生の時から英語を
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