Dramatic Starlight ☆★☆ 稲垣吾郎さんをこっそり応援しています。折にふれて映画や演劇の感想も 予告編を見て予想していたのより、壮絶な内容の映画でした。 いかにも幸せそうな美男美女の画家夫妻、アイナーとゲルダ、でもあることをきっかけにアイナーが自分の中の女性に目覚めてしまう。1920年代のこの頃、性同一性障害はどれだけ認知されていたのでしょう?肉体と精神のギャップに苦しみ、ついにリリーという女性として生きようとするアイナーの姿が丁寧に描かれています。でも愛する夫に「自分は女性」と宣言された妻はどれほどショックだったことだろうか。苦しみながらも夫を支え続けるゲルダは、本当に強い人だと思いました。自分ならできない。 リリーを演じたエディ・レッドメインは、「レミゼラブル」当時に既にこの役をオファーされていたそうですが、スリムでちょっと中性的な外見の彼を選んだ監督はさすがだと思い