1988年の4月27日、こんな大型広告が主な全国紙に一斉に掲載されました。 前年から設定された原子力発電安全月間に先駆けて、というのがこの広告を出した電事連の言い分ですが、この数日前、4月23・24の両日に、東京で初めてという大きな規模で開かれた反原発集会「原発とめよう1万人集会」に象徴される反原発運動の大きな盛り上がりへの、対応の一つであったのかも知れません。 それはともかく、こんな大々的な原発推進広告は前代未聞のことだったので、ならばこちらもと、当時の「広告批評」で大急ぎ反応特集を組みました。その中で、この広告に対する感想を聞いたアンケートでは、鶴見俊輔さんや山田太一さんなど、多くの方から貴重なご意見をいただきましたが、ここではその中の一つ、高木仁三郎さんのお答えをご紹介しておきましょう。 はっきり言って、この広告を見て「原発はとめられる」の感をいっそう強くしました。 反原発運動の盛り
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