日本鳥学会は由緒ある大学会だが,本年はその創設100周年ということで,100周年記念大会が9月14日から17日まで東京で開かれた.間の日曜日である16日には午前中に記念式典が開かれ,午後には公開行事として記念講演とシンポジウムが開催された.というわけで(残念ながら学会自体は都合が付かなかったのだが)記念講演と記念シンポジウムに参加してきた.場所は東大本郷キャンパスの安田講堂.講演もシンポジウムも全て英語ということで一般の方は少なく,いかにも鳥学一筋のような蒼々たる学者の方々が多数来場されていた. 記念講演会 「Current perspective in the study of bird migration 」 Franz Bairlein (President of IOU, Germany) 鳥の渡りについての最近の話題を語った講演. まず様々な渡りの魅力が語られる.北半球と南半球