新聞のカラー写真や広告を切り抜いてつくった花びらカラー紙面を切りはりして色鮮やかな造花をつくる森中貴美枝さん=北九州市門司区 新聞のカラー印刷のページを材料に、北九州市門司区の森中貴美枝さん(73)がつくる造花が人気を呼んでいる。できあがった作品はもとが新聞とは思えない美しさ。「まさか新聞紙からとは……」と驚きの声が漏れるなか、5月には小倉北区のギャラリーで作り方を教える催しも開かれる。 朝日新聞を長年購読しているという森中さんは、ここ数年、カラーのページがきれいになったと感じていた。「古紙回収に出すのはもったいない」と、鮮やかな写真や広告を切り抜いて集めていた。 たまっていく一方の切り抜きをどう生かすのか。張り合わせたり丸めてみたりするうちに、昨年6月ごろ、造花にすることを思いついた。 花に生まれ変わる紙面はさまざまだ。マンション販売のカラー広告や屋久杉、桜、シューマイなどの料理