2014年11月18日 著 hokorinさんのお書きになった早稲田大学のサイトリニューアルがなぜこんなにひどいのか。という記事が炎上してしまっているようです。何となく言わんとしていることが分かる部分はあれど、しかし全体的に言葉足らずな印象はあって、残念な感じがします。本件については当初、触れるつもりはなかったのですけど(論点が複数絡み合っている印象があり触れにくく感じました)、とはいえWebアクセシビリティについて書かれた記事でもありますので、その領域についてのみ、自分の考えを整理する目的で書いてみようと思いました。 今回のリニューアルではIE10以降を対象外としていて、普通に使っているIE7や8では見ることができません、 これはアクセシビリティ上かなり問題だと思います、多くの人が目にする大学というサイトでノンアクセシビリティを貫くというのは、いまの時代にそぐわないのではないでしょうか。
公開日 : 2010年6月6日 (2021年2月2日 更新) カテゴリー : アクセシビリティ 最近、プログレッシブエンハンスメント(Progressive Enhancement)という言葉をよく目にするようになりました。Webユーザーの増加、ユーザーの閲覧環境の多様化(パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォン、支援技術など)、ユーザーの抱える身体的状況の多様化(障害、加齢、怪我、など)、といった背景を踏まえて、より幅広く、多くの人が情報にアクセスできるようにすることを目指したWebサイトの開発理念です(Webアクセシビリティを実現するための技術的方法論のひとつとも言えますね)。以下、簡単にご紹介したいと思います。 基本的な考えかた あらゆるユーザーに対して、基本的な体験ができるようにします(たとえば、そのサイトが伝えたい情報には、どんな閲覧環境下にいるユーザーでもちゃんと到達できる
【注意】 この文書は、2008 年 12 月 11 日付の W3C 勧告「WCAG 2.0」 (原文は英語)を、情報通信アクセス協議会の「ウェブアクセシビリティ基盤委員会 (WAIC)」が翻訳と修正をおこなって公開しているものです。この文書の正式版は、あくまで W3C のサイト内にある英語版であり、この文書には翻訳上の間違い、あるいは不適切な表現が含まれている可能性がありますのでご注意ください。 【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.1 W3C 勧告 2008 年 12 月 11 日このバージョン: http://www.w3.org/TR/2008/REC-WCAG20-20081211/ 最新バージョン:http://www.w3.org/TR/WCAG20/前のバージョン:
公開日 : 2010年5月29日 (2024年3月1日 更新) カテゴリー : アクセシビリティ 2010年3月に第25回目として開催されたアクセシビリティに関する国際会議「CSUN」において、Webアクセシビリティ向上のために設立された米国の非営利団体「WebAIM(Web Accessibility in Mind)」による、スクリーンリーダーの利用に関する調査結果が発表されました。米国の状況ではありますが、興味深いトレンドが浮かび上がっており、個人的には、いずれ日本にも波及するのではないかと思いますので、ご紹介したいと思います。 ちなみに私自身はCSUNには参加していませんが、セッションの資料は公開されているので、より詳しく知りたいという方は、この記事の末尾の「参考資料」をご参照ください。 WebAIMによる今回の調査は、2回にわたって行なわれたようです。第一回は2009年1月(回答
つまり人間はページを見る場合、「F」の字を描きながらページ全体を見ているというわけ。 これは232人の被験者を対象に行われたもので、大体1ページから重要なコンテンツを見つけるために2秒から3秒というものすごい短時間に驚異的な速度でページを見ていくそうで。 で、その視線の経路をビジュアル化したのがこの画像。全部で3段階のステップを踏んでおり、各段階を踏んでいった結果、「F」の字を描くというわけ。大体どのユーザーも一貫してこのパターンを踏んでいるらしい。以下がその全3段階の説明。どういうレイアウトが効果的なのかが分かります。 F-Shaped Pattern For Reading Web Content (Jakob Nielsen's Alertbox) http://www.useit.com/alertbox/reading_pattern.html 第1段階: 訪問者は最初にページの
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