iPhone、Androidで端末を向けた方向に合わせてカメラを動かすインタフェースをUnityで実装する方法をまとめてみます。ARアプリだと実際の方角に合わせてコンテンツを表示させたいケースも多いので、ジャイロだけでなくコンパスを使って適切にカメラ方向を合わせることを目指します。 まあ割と常識レベルの話かもしれませんが、いざ実装しようとして「あれ?どうするんだっけ?」となったり思いがけない罠に嵌ったりすることがあったので、備忘録がてら。 ジャイロのみによる実装 ではまずジャイロだけで見回し操作をしてみましょう。 Input.gyro.attitudeで得られる値を少し加工してカメラのtransform.rotationに入れてやればよいです。Input.gyro.enabledをtrueにするのも忘れずに。 以下のようなスクリプトをカメラに付けることで実現できます。 using Unit