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地図と本に関するedoruneのブックマーク (9)

  • メルカトルからグーグルへ『世界地図が語る12の歴史物語』 - HONZ

    地図を見るのは楽しい。行ったことがある場所なら、あぁこんなだったと思いだせるし、行ったことがない場所なら、どんなところだろうかと想像力がかきたてられる。いまや、世界中、地図のないような場所はない。しかし、そんな時代になったのは、それほど昔のことではない。 古代バビロニアに始まり現代で終わる、地図についての物語集だ。それぞれの地図が作られた時代が語られ、その意味とインパクトが語られる。一つずつが含蓄あふれる物語になっているが、通して読むと、地図というものが、どのような目的でどのように作られてどのように利用されてきたのかが手に取るようにわかる。 最古の地図として紹介されているのは、イラクで出土した、紀元前700~500 年頃の古代バビロニアの粘土板である(序章)。そこに刻まれた楔形文字の内容から地図だと確定されているが、その絵柄だけだと地図とはわからないという程度の代物だ。それが、紀元前150

    メルカトルからグーグルへ『世界地図が語る12の歴史物語』 - HONZ
  • 『地図から読む江戸時代』認識が地図をつくり、地図が認識を変える - HONZ

    書を手に取ったあなたに最初にしてほしいこと。それは日の地図を描くことである」という書き出しに、どきりとした。学校時代、地理は得意科目ではなかったからだ。それでもとにかく頭に浮かべたのは、天気予報でおなじみの、海を背景に日列島の輪郭が取られたあの図だった。 ほどなく、私がそんな図を思い浮かべたことを著者がずばりと当てたのでもう一度どきりとした。どうしてわかったのか。実は、私があの日地図をイメージしたのには、江戸時代にまでつながる理由があったのだ。 書の冒頭で著者が指摘するとおり、地理的な正しさは、地図というものをはかる指標のひとつにすぎない。位置関係や地形以外にも、地図にはいろいろな情報や観念が示されている。なかでも日という存在を表す図(日図)には、それが作られた社会の状態や、そこで共有されていた世界観が映し出されている。 逆に、ある日図が広まることによってひとつの認識が広

    『地図から読む江戸時代』認識が地図をつくり、地図が認識を変える - HONZ
  • 「セルデンの中国地図 消えた古地図400年の謎を解く」

    十七世紀前半の英国を代表する法律家・東洋史家ジョン・セルデンの遺産の一つに、奇妙な中国地図がある。ボドリアン図書館に寄贈されたその地図は、縦160センチ、横96.5センチと規格外の大きさなだけでなく、従来の中国地図であれば陸地を中心に描くところ、その地図の中心は南シナ海であり、また美麗な風景画の趣きがあり、中国だけでなく日列島、東南アジアから周辺の諸島まで細かく描かれ、また非常に正確な航路が記されている。およそ十六~十七世紀頃に中国を描いた地図らしくない。 ボドリアン図書館セルデン地図ページ(”Bodleian Library | Selden Map”)(リンク先英語) この謎の地図、誰が何のために描いたのか?国際法の父グロティウスと並ぶセルデンの事績から始まり、英国王ジェイムズ一世とオランダとの対立、アジアの海へと乗り出したイギリス東インド会社の商人たち、東アジアにネットワークを築い

    「セルデンの中国地図 消えた古地図400年の謎を解く」
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  • 歩いてわかった 東京ふしぎ地図:日経ebook - 日本経済新聞社グループが刊行する電子書籍

    大きく変化する東京の鉄道網、都心に広がる地下街のナゾ、現代に残るバブルの痕跡……。東京という大都会の過去・現在・未来をテーマに、日経済新聞記者が歩いて集めた「目からウロコの発見」を一冊にまとめた。日経電子版の人気コラム「東京ふしぎ探検隊」の電子書籍版。 変貌する東京の鉄道網で取り上げたのは、東京駅に予定されている新路線計画や、3つのホームが大移動するという渋谷駅の大改造。神田に「なぜ1丁目がないのか」「銀座に残るナゾの番外地」など、身近な場所に潜む歴史ミステリーにも迫る。

    edorune
    edorune 2013/01/20
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  • 『地図で読む未来世界』 新刊超速レビュー - HONZ

    著者のヴィルジニー・レッソンは国境なき医師団の理事も務めている地政学者だ。フランス人女性である。これまで著書は2007年に草思社から『地図で読む世界情勢』が、2009年に河出書房新社から『地図で読む世界情勢―衝撃の未来』が、それぞれ2部構成で出版されている。この4冊ともに世界地図をいろいろな方法で色分けをして世界情勢を説明するものである。 草思社版の第1部は「アメリカ大陸、世界覇権への道」「中東はいかにして世界の火種になったか」「アジアをいかに読み解くかの5章。第2部は「戦争の論理」「持続不可能な発展」の2章。どの章もじつに興味深いのだが、たとえば第2部のトルコの巨大ダムというパートなどはまさに目から鱗、衝撃的だ。トルコはティグリス・ユーフラテス川に22個のダムと19の水力発電所を建設している。結果的にたとえばシリアのユーフラテス川の流量は40%減少する。イラクも同様だ。そしてトルコの水資

    『地図で読む未来世界』 新刊超速レビュー - HONZ
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