2009年7月30日 地図の鉱脈、とは 写真は本日発売の『週刊文春』8月6日号「私の読書日記」より。 今回の担当は酒井順子さん、タイトルは「地図を開いて、内を向く」 取り上げられている本は『日本鉄道旅行地図帳』(新潮社)、 『日本各地の味を楽しむ 食の地図』(帝国書院)、 『中国コメ紀行 すしの故郷と稲の道』(現代書館)で、 全体を通してのテーマは「地図」について。 ヒット企画となった『日本鉄道旅行地図帳』については、 この地図の画期的な部分は、鉄道路線が正縮尺で、 地図上に記載されていること。 たとえば時刻表の索引地図を見てもわかる通り、 鉄道路線が載っている地図というのは、 鉄道路線をきっちり入れ込むことが第一義であったために、 地図としての精度は低かった。 対して日本鉄道旅行地図帳は、 正しい地図に正しく鉄道路線が載っているので、駅間距離も正確。 そればかりでなく、