2013/1/249:0 歴史の実相を伝える多次元的デジタルアーカイブス 渡邊英徳 パソコンひとつあれば、世界中のどこでも見に行けるGoogle Earth。しかしそんなGoogle Earthにも見ることのできない風景があった ―― Google Earthに異なる視点の情報を加えることで、数多くの情報を可視化することができる。東日本大震災ではさまざまな情報が錯綜し、いま、どこで、なにが起きているのかを把握することが非常に困難であった。あのとき、いったいなにが起こっていたのか、そして今後、あふれる情報をどのように活用すればよいのか。震災前よりGoogle Earthを活用し、情報の可視化を行ってきた渡邊英徳氏の講演を掲載します。(構成/シノドス編集部・金子昂)■異なる視点の相互補完によって見えるもの こんにちは。渡邊英徳と申します。早速ですが本題に入ります。皆さんはGoogle Eear