第七巻 <P-005> 致命的な傷を負いながらも、あくまで冷笑的なナムリス。 そこからは生に対する執着も、現世に対する未練も、まるで感じられない。 彼は大切なものを何一つ持っていない人間なのだ。 <P-007> ガンシップを撃ち落そうするも、ナウシカに止められ、とっさにビームを外すオーマ。 「ビームを曲げる」という荒業は、日本のマンガ史においても、他に「コブラのサイコガン」くらいしか例がない。 それにしても(おそらくクロトワだろうが)、この状況で「ウヒャア」という叫び声はいかがなものだろう。 <P-011> 巨神兵を「わたしの子」と呼ぶナウシカ。 自分が解き放ち、自分にしか従わないのだから、自分が責任を持たなければならないと考えるのは、しごく自然なことだ。 < 同 > シュワの墓所に行き、扉を閉めると宣言するナウシカ。 墓所が世界の歪みの根源であると考えている事がわかる。 <P-013>