幹部職員の4割「赤旗」購入 勤務中勧誘受ける 青森県むつ市の課長職以上の幹部職員の約4割が共産党の機関紙「しんぶん赤旗」を自費で購入していたことが20日、市への取材で分かった。勤務中に共産党系市議の勧誘に応じたためとみられる。 市の調査で幹部95人のうち、少なくとも35人が購読していた。複数の市職員によると、管理職に昇格すると、庁舎内の執務スペースに議員が訪ねてきて、勧誘を受けるという。購読費の支払いも執務スペースでしていたケースもある。市幹部の一人は「議会活動などで市議から嫌がらせを受けたくなかった」と明かす。 市は庁舎管理規定で庁舎内での営業活動を禁止しており、近く議会に議員活動の在り方について検討を求める方針。 宮下宗一郎むつ市長は「職員の機関紙の購読は禁止しないが、庁舎内で勤務時間中に営業活動や政党活動に応じるのは、公平性の観点からも望ましくない」と語った。
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