新藤義孝公式ウェブサイト > 週刊新藤 > 週刊新藤第211号 「日・韓図書協定」に大きな疑問?〜我が国外交に汚点を残す大失策への抗議〜 APECが開催されていた11月14日、前原外務大臣と金星煥韓国外交通商部長官は「日韓図書協定」に署名しました。今年 8 月10日に菅総理大臣が「日韓併合百年」の総理談話の中で発表した、朝鮮王朝儀軌等の図書を日本から韓国に引き渡すことについて、日韓両政府が正式に合意したこととなります。 朝鮮王朝儀軌とは、李氏朝鮮時代の王室行事等を記録した図書のことで、日本が朝鮮を統治していた期間に朝鮮総督府を通じて日本側にもたらされました。今回の協定は、この儀軌をはじめ日本政府が保管する朝鮮半島由来の貴重な図書を韓国政府に引き渡すことを定めたものです。 しかし、この協定は内容的・手続き的に極めて問題が多く、我が国外交に大きな汚点を残しかねないものであると、私は考えてい