いろんなことがある海外である程度の耐性ができた私は多少のことに驚かなくなったが、これにはさすがに面食らった。正直な感想としては「オレのことナメとんのか」と。 ある日、会社のCEOに呼ばれて「悪いんだけど○○って理由があって2ヶ月の猶予あげるから転職してもらっていいかな?仕事、スグ見つかるでしょ、おめー技術者だし。なんだったらリファレンスも書くしな」と言われた。いわゆるクビだ。で、その5日後にCEO様から「ちょっとこの間の件なんだけど、○○の部分であんたの技術が必要なんよね。この間の話無かったことにして、会社に居てくれる?いやーこの間はほんとごめんねー。許してくれるかな?つきましては給料をちょっと上げとくし。どう?」となったことがある。 もしこんなことが日本であったら相当に焦ったと思うが、CEOの言う「どうせ職なんてスグに見つけるだろ」の思惑は実はシンガポールの技術者の間では確かに共通認識と